横山内科医院

血液内科

血液内科について

対象となる疾患は貧血が主体ですが、貧血にも様々な種類があります。頻度的に多いものとしては鉄欠乏性貧血が筆頭に挙がりますが、男性や閉経後の女性の場合、消化管の潰瘍や消化器系の癌(胃癌や大腸癌)などが隠れていることがあり治療と共に婦人科受診も含めた原因検索が非常に重要です。また、最近は高齢化等に伴い、腎機能の悪化に伴う腎性貧血の患者さんも増えて来ています。腎臓で赤血球を作るホルモンが産生されていますが、腎機能が悪化することで、このホルモンの産生が低下し貧血を来す病気です。これまでは赤血球造血を促すホルモン剤(正確には造血サイトカインの一種)の注射薬しかありませんでしたが、2021年からは注射薬の他に内服薬の治療薬も使用出来る様になりました。また、健康診断等で白血球数や赤血球数、血小板数の増多や減少を指摘された際の再検査および更なる精密検査が必要な際に総合病院血液内科への御紹介などを行っております。

その他に、やはり高齢化等に伴い骨髄異形成症候群や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液疾患も増えてきています。当院での検査でおおよその目途をつけることが可能です。しかし病気が病気だけに診断を確定させることは生命にもかかわる非常に重要な事柄であることから、骨髄検査や染色体検査、遺伝子検査、リンパ節生検等の精密検査が必要な場合は精査・加療の出来る総合病院血液内科への御紹介等を行っております。落ち着いている骨髄異形成症候群は当院で経過観察を行い、加療が必要になった場合、精査・加療の出来る総合病院血液内科への御紹介等を行っております。なお、輸血や瀉血、注射薬による化学療法などは行っておりません。
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